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適応障害と診断されたので、デジタルのミニマル化を始めてみました~②適応障害療養生活の始まり~

生活

適応障害と診断され、病気休暇取得直後の1週間、不安な気持ちを紛らわすために、1日中インスタグラムやYouTubeのショート動画をぼーっと見ていました。やりたいこともなくどうやって1日を過ごそうかと考えるのも面倒に感じていました。

私は大学時代に、すでにX(旧Twitter)をアプリごと削除していました。サークルやゼミ、バイト先の人々が本垢や裏垢を駆使し、コミュニティを形成していることに疲れてしまったからです。それに、Twitterを見るたびに自分の負の感情が沸き起こり、そんな時間がもったいないとのことで消していました。他の人が何を呟いているか、自分のツイートにどのくらいの「いいね」が押されたかを気にする、それらの煩わしさから開放されたのを覚えています。

また、テレビを見る習慣もありません。ミニマリストに憧れモノを減らし、夫と結婚して二人暮らしを始めてからテレビのない部屋で1年半くらい生活していました。(なお、今は夫の仕事の関係で私の実家でシェアハウスをしています。実家にはリビングにテレビがあり、家族が見ていれば別ですが、私自身は積極的にテレビを見ることはありません。)

なので基本的に見ていたのはインスタグラムとYoutube、漫画アプリでした。

仕事をしていた時の生活リズムを崩さないようにとのことだったので、朝は夫の出勤時間に合わせて一応7時に起きるようにしていました。

休んだことへの罪悪感が押し寄せ、夜中に目を覚ましたり、夫は仕事をしているのに私は何もしていないと自分を攻めて大泣きしてしまったり。毎日負の感情との戦いでした。

この感情を減らすべく、というか向き合いたくないがために、夫が出勤した後、午前中いっぱいは基本寝ていました。お昼は、あまり食欲はなかったのですが、夫が作ってくれたお弁当を残すのは申し訳なかったので、半ば口に詰め込むようにしながら食べました。

午後は起きていると不安になるので、SNS三昧。本当にやりたいこともなく、生きている意味がないと考えてしまうほど心が疲れていました。ころころ変わるスマートフォンの画面を受動的に眺めているだけ。飽きたら漫画アプリを開いて、気になったものを読む。あっという間に1時間、2時間と時間は過ぎ、気づいたら夕方で夕日が沈みかけている。ああ、今日もまた何もしていない。休んでいるのに私は何をしているのだろう。そんな後悔が増える。そんな日々を過ごしました。

 病気休暇を取得して1ヶ月ほどが経った頃、結婚1年記念日がありました。前々からグランピングの計画を立てていました。予算10万円ほどで、二人でどこがいいか楽しく作戦を立てていました。病気で休んでいる中、遊んでいいものかと迷いましたが、1年に1度、しかも結婚して初めての結婚記念日。ここは楽しむしかない。ずっと憧れていたグランピングなんだし。と、自分に言い聞かせ行くことにしました。

向かった先は、千葉県いすみ市にある五氣里という、2023年夏にオープンしたばかりのところです。(千葉県の南東部にあり、電車で行ったのですが、1時間に1本の電車に乗り換える予定の駅を乗り過ごしてしまいました。爆走してなんとかタクシーをつかまえ、乗り換える予定の駅に戻りました。グランピングのチェックインは15時からで1時間でも逃すのはもったいなくタクシーの到着から電車の出発まで2分という切羽詰まった状態でした。もし電車で行かれる方がいらっしゃいましたら、どうか降りる駅のチェックを抜かりなくされることをおすすめします。)

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そんなこんなで無事15時ちょっと過ぎに到着できたグランピングは最高でした。夫と二人でたくさんおしゃべりしたり、貸し切りの露天風呂にゆったり入ったり(本当は宿泊される方どなたでも利用できる大浴場なのですが、私が利用した時には誰もいらっしゃらず、意図せず貸し切りとなりました。)、バーベキューを楽しんだりしました。夫はバーニャカウダソースにハマり、お店で食べた料理を再現することが得意なので「どうやってつくるんだろう」「どんな料理とあうだろう」とずっと楽しそうに目をキラキラさせながら話していました。

今、目の前にある幸せに集中できた1泊2日のグランピングはあっという間でした。その後チェックアウトが10時だったので、東京駅に13時くらいに到着。直帰するのもなんとなく寂しく感じ、浅草に行くことに。

少し話はそれますが、予算を決めての旅行って本当にいいですね。罪悪感なく、むしろその予算でどれだけ楽しむか、本気になれます。

浅草でもんじゃを食べ、大好きな抹茶を食べ、浅草寺の開けたところで日向ぼっこをしながらおしゃべりし、本当に楽しい時間を過ごしました。

気分が晴れずなんとなく心が弱っている時は、思い切って外に飛び出すこと、大好きな人との何気ない会話を楽しむこと、あれこれとあることないことを想像して落ち込むのではなく「今目の前のこと」に集中し楽しむことが本当に大切であると心から実感しました。

旅行後、ずっと寝たり、SNSを見たりして家に閉じこもっていた私はカフェに行って、のんびり読書をしたいと思えるようになりました。

朝は7時に起床して、朝食を食べ、夫を見送りつつ愛犬のかぼちゃ(ボストンテリアの男の子)のお散歩を30分ほどします。11時くらいまでのんびりSNS(主にインスタやYouTube、漫画アプリ)を眺めた後、夫の作ってくれたお弁当をレンジでチンして早めの昼食に。身支度をして徒歩15分かけてカフェに行き、読書をしました。

もともと片道1時間半かかる通勤電車の中で読書をしていました。そこで途中まで読んでいた本や図書館で借りた本を読みました。

4日に1冊くらいのペースで読み漁りました。そこで出会った1冊「デジタル・ミニマリスト 本当に大切なことに集中する」カル・ニューポート著、池田真紀子訳。

この本との出会いが私の療養生活をさらにいい方向に変えてくれました。

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