いつか行ってみたいなと思っている場所はありませんか?
このページでは、海外旅行、特に北欧に行くに当たり最低限のやることリストと持ち物リストについて、お伝えします。
私はいつか、お金が溜まったら、時間ができたときに。そう言って「いつか叶えたい夢」として、フィンランドに行きたいと思っていました。
2024年11月中旬。突然、いつか行こうと思っていたフィンランド旅行に「今いくしかない!」と思い立ち、フィンランドに行くことに。しかも初めての一人旅です。12月の上旬に行ってきました。準備期間はなんと約2週間。
今回は出発までの準備がどのようなものだったのか、その過程をお届けします。
一人旅の計画を立てている方、いつかいつかと二の足を踏んで動けないでいる方の参考になれば幸いです。
最低限、次の4つのステップだけやればなんとかなります!(本当はもっと入念にすべきなのかもしれませんが。。。)
旅のハードルを下げるためにも、最低限これだけやっておこうということをご紹介します。
1. 航空券と宿泊先の手配
フィンランドの土地勘が全く無かったので、私は格安ツアーを利用しました。
「格安ツアー フィンランド」などと検索するとたくさんの旅行会社がヒットするかと思います。
ご自分の中で譲れない条件などを確認し、決めることをおすすめします。私は、下記のような条件で探しました。ご自身で手配できる方はぜひ、オリジナルにカスタマイズしてみてください!
- 航空券:直行便であること。海外の空港での乗り継ぎはまだハードルが高かったので、移動のストレスを軽減するためにも直行便が最適だと思いました。→フィンエアーで羽田空港を22時に出発し、ヘルシンキに朝4時に到着する便でした。
- 宿泊先:ヘルシンキ市内のホテルを選びました。一人旅では「便利な立地」と「安心感」が重要なので、口コミ評価の高い場所(三つ星ホテル)にしました。Arthurホテル(Hotel Arthur :Vuorikatu 19 00100 Helsinki Finland)に宿泊しました。フロントは朝早くからスタッフがいらっしゃいました。サウナもありました。
私は旅工房さんのツアーを利用させていただきました。費用は27万円程度でした。
この2つを手配しただけで、旅の骨格が一気に整いますよね。もし旅先が決まっていない方は、「〇〇ツアー 海外」(〇〇には格安・人気などご自身の好きなこと・条件を入れてください。)などと行き先を検索結果の中から決めるのも面白いかもしれません。
ちなみに、フィンランドは日本を真夜中に出発してフィンランドに早朝に到着するという便が多いようです。土日休みの方であれば、最低2日、時差ボケを考慮して3日休めば、十分楽しめるかと思います。例えば水曜日の仕事帰りに出発し、木曜日の早朝にフィンランドへ。2泊宿泊し、土曜日の夕方に搭乗して、日曜日のお昼ごろに日本に到着というスケジュールが考えられます。このプランでは、一応木・金と休めばなんとかなりますが、帰国した次の日の月曜日も休暇が取れるようであれば万全でしょう。
2.最低限のインフラの確保
海外旅行で必要な最低限のものを用意しました。これさえあればなんとかなるかと思います。
①パスポート
有効期限の残存期間が十分にあるか必ず確認しましょう。
海外では何が起こるかわかりません。自分は絶対なくさないと自信があったとしても、パスポート
の写しを控えておくのをおすすめします!
私の友人は韓国旅行に行った際、パスポートをなくしてしまったそうです。写しも持ってなかったのですが、ちょうど平日だったので駐韓日本大使館で手続きができ、仮のパスポートを発行してもらえ、無事帰国ができたそうです。どうしたらいいか事前に確認したり、なくさないための工夫をこらす。改めて大事だなと思いました。
②eSIM
日本でのネット回線は基本海外では使えません。ですので、Wi-FiレンタルやSIMの交換など対応が必要となります。今はどんどん便利になっているんですよね。オンラインで事前にインストールし、現地に着いたらモバイル通信を切り替えるだけで使用できるeSIMというものがあるんです。
eSIMは荷物にならないこと、そしてレンタルするための時間が必要ないことが利点です。
以前韓国に友人と行った時、まだeSIMの存在を知らず、Wi-Fiをレンタルしました。空港に出発時刻の3時間前には着いていたのですが、返却するのに長蛇の列が。。。搭乗時刻ギリギリになってしまい全力疾走したことがあります。やっぱり余裕があると他のことに気を配れるので、eSIMで事前に準備しておくことをおすすめします。
③海外旅行保険証券
こちらは保険会社やプランによって様々な保証対象があるかと思います。自分の安心を満たすちょうどよいものをお探しください。入国条件として海外旅行保険の加入が義務付けられている国もあるそうなので、確認しましょう。
またクレジットカード付帯の保険の利用も含め【英文の保険証券】をご用意いただくことをおすすめします。
④支払手段
フィンランドは電子決済化がとても進んでいます。私が訪れた場所も紙幣しか使えないというところはありませんでした。ただ、何があるかわかりません。滞在日数×5,000円程度の現金を持っていくと安心です。日本円と現地通貨を両方用意しておくと更に良いかもしれません。
また、クレジットカードが海外で使えるブランドであるか必ず確認しておきましょう。
私は楽天の家族カードを使用しました。一応安心のために、旅行期間中に海外で利用する事前申請をしました。
貴重品をすべてひとまとめにしておくと、なくしてしまった時ゲームオーバーになってしまいます。ですので、予備のクレジットカードと50ユーロ程度は別の場所で持っていくなど分散しておくと安心ですよ。
⑤充電手段
日本のコンセントは基本平たい棒が二本平行についているものかと思います。これはAタイプと呼ばれるコンセントの形状です。フィンランドでは、2本の丸いピンが平行についているCタイプと呼ばれるものが使われています。日本で使用している充電器を使うためには、変換プラグが必要となります。国によってコンセントは様々なタイプが使われているようですので、複数のコンセントに対応できるマルチタイプの変換プラグをおすすめします。
また、私はヘアアイロン等の家電を持っていかなかったのですが、それらを持っていかれる場合は、変圧器もご用意ください。
3. コンパクトな荷造り
確率は少ないかもしれませんが、ロストバゲージといって出発する際空港で預けたはずの荷物が、いざ到着して荷物を受け取ろうとしたらない!ということがあるそうです。また、フィンランドの道は石畳が多くスーツケースを運ぶのは一苦労だと聞きました。そしてなにより一人旅なので、自分で自分の荷物を持つしかありません。重いと疲れてしまいます。これらの理由から、防寒対策は万全にしつつも最低限の持ち物にしました。あまりにも身軽すぎたのか、空港で何度も「荷物のお忘れ物はございませんか」と聞かれました。ちなみに機内持ち込みはFinnairで8kgまでとなっています。ご注意ください。
ポシェット
大事な物を入れる用です。私はTopologyのphone sacocheを使用していました。機内に持つこむ際はショルダーバッグに入れていました。
- パスポート:パスポートの写しはダウンのチャック付きの内ポケットに予備のクレジットカードと現金と一緒に入れました。
- 航空券:オンラインの場合は不要です。
- 海外保険証券:英字のものにしましょう!
- クレジットカード
- 現金
- 常備薬:海外のものは強いそうなので、使い慣れたものを持っていくと安心です。私は頭痛薬・胃痛薬・リップクリームなどを持っていきました。
- iPhone
ショルダーバッグ
手持ちの荷物をいれる用です。私はBradyのNOFOLKを使用していました。
- ノート
- ペン
- モバイルバッテリー
- 本:その時ちょうど読んでいた1冊と、「arco フィンランド」という観光のための本を持っていきました。
- 充電器:機内などで充電できるので、取り出しやすいようショルダーバッグに入れました。
- のど飴:こちらは飛行機に乗るときは耳がキーンとなってしまうため、和らげるために持参しました。
- マスク:行きの飛行機ではリュックに入れて荷物棚の中にしまっていました。乾燥がひどくて喉がとても痛かったので、帰りの飛行機ではショルダーバッグに移動。マスクのお陰で本当に快適な飛行機時間となりました。
- 水:液体は持ち込むことができないので、出国審査等が済んだ後、購入しました。
- エコバック:ショルダーバッグに入りきらない場合などちょっとした荷物を運ぶのに便利でした。また、フィンランドでは無料のレジ袋は基本ないそうで、買い物の際にも役立ちました。
リュックサック
基本的には宿泊に必要なものを入れました。私はThe North Faceのシャトルデイパック(24L)を使用しました。
- パジャマ:スウェットの上とヒートテックパンツを持っていきました。あと私には欠かせないナイトブラも持ちました。
- 下着:2泊3日だったので、インナーは2つずつにしました。
- スキンケア:こちらはコンビニに売っているトラベルセット(メイク落とし、洗顔、化粧水、乳液のセット)と試供品の美容液を数個、乾燥予防のためのハンドクリームを持ちました。機内持ち込みの荷物は液体物の容量等に制限があるので必ず確認しましょう。
- 化粧品:日焼け止め、下地、アイブロウペンシル、アイシャドウを持っていきました。日焼け止めは液体なので他の液体物と一緒にジップロックにしまいました。
- 変換プラグ
- サウナグッズ:サウナに行くかは決めていませんでしたが、フィンランドはサウナ発祥の地。もしかしたらと思い、水着とビーサン、ハンドタオルを持っていきました。
- 歯ブラシ
- カイロ:私は本当に寒がりで、夏でも冷房が効いた店内や電車が寒いので長袖のブラウスを着ているほどです。冬はヒートテックの上から、貼るカイロを肩甲骨の間に張らなければ生きていけません。1日1枚の換算で持っていきました。
- ビニール袋:洗濯物を入れたりとなにかと便利なので、2枚ほど持ちました。
- 折り畳み傘
- 防寒具:ネックウォーマー、手袋
- お菓子:小腹が空いたときや万が一食料を調達できなかった時用にと持っていきました。カロリーメイトとハイチュウ、柿の種を持っていきました。
防寒対策
真冬のフィンランド。まだ12月上旬とはいえ、最高気温は0℃ほどでした。寒がりすぎる私の一応乗り切れた防寒対策をご紹介します。参考になれば幸いです。
まず、上は肩甲骨の間の貼るカイロ付きヒートテック→腹巻き→タートルネック→ユニクロのウルトラライトダウン→nano universeの西川ダウン→ネックウォーマーを着ていました。下は裏起毛のあるヒートテックパンツ→デニムでした。足元はこたつ靴下に雪も積もっていそうだと思い、blandstoneのサイドゴアブーツを履いていきました。手袋とネックウォーマーが本当に大活躍でした。もしダウンにフードが付いていない場合は、耳を覆えるくらいのニット帽を持っていくことをおすすめします。
4. 新たな挑戦への心構え
一人旅への準備期間は、期待と不安が入り混じりますよね。ワクワク感とドキドキ感。本当に感情がジェットコースターのようでした。出発までの間にやった心構えの工夫をご紹介します。
1. 完璧を求めない
「2週間準備で完璧は無理」と割り切り、余裕を持った計画にしました。一人旅の良さは、気分次第で予定を変えられること。どこにいくかなどはあまり決めず、行ってみたいところを2~3個考える程度でした。行き当たりばったり感を大切にしました。また、せっかく念願の旅に出るのだからなにかしなければならないと思わないようにしました。
2. 「初めて」を楽しむ気持ちを持つ
「失敗してもいい」「新しい経験を楽しむ」というポジティブさを意識しました。特に現地での食事や観光は、挑戦する気持ちを大事にしました。
3. 不安な時は友人や家族に相談
一人で準備をしていると不安になる瞬間もありました。そんな時は夫に「フィンランドに行くことへの不安」を口にして、何が不安なのかを話し、いまできる最低限の準備をしました。
私は、ホテルに着けさえすればなんとかなると思っていました。なので、空港からホテルまでの移動手段の確認をめちゃくちゃ調べてました。
いざフィンランドへ!夢の弾丸一人北欧旅行スタート
これまで先延ばしにしていた北欧旅行の夢。まさかこんな形で実現できるなんて!実感もないまま出発の日になりました。「準備期間が短かったけど、なんとかなるよ」と自分を励ましつつも、不安でいっぱいでした。夫が空港まで送ってくれたのですが、その時撮ってくれた私の写真が迷子になった子どものようで、きれいなハの字眉でした。
たった2週間の準備期間でも、実際に行動を起こせば夢は叶います。ちょっくらフィンランド行ってくるわ!そのくらい軽い気持ちで行けてしまいます。
初めての海外一人旅を成功させるカギは、「思い立ったらすぐ動く」こと。そして「締め切りを決めてしまう」ことです。
短期間で準備する弾丸旅行は、計画的な旅とは違うスリルと楽しさがあります。もちろん、不安や困難もありますが、それ以上に新しい自分を発見できる体験が待っています。
今回のフィンランド旅行でどんな景色に出会い、どんな思い出が生まれたのか。それは次回のブログでご紹介します!
行こうかやめようか、迷っている時間が一番もったいないです。皆さんも、思い立ったらすぐ行動して、強制的にいつ行くか締め切りを設けてしまいましょう!そして、旅を通して新しい世界を見つけてみてくださいね!